こんにゃくづくり

チームゴエモン、今日15日は相模湖町千木良の公民館で、千木良にお住まいの石井さんの奥さんにこんにゃくづくりを教わりました。

材料、道具は以下です。
・コンニャクイモ
・水(石井さん宅の井戸水)
・炭酸ナトリウム
・ステンレスの鍋(雪平などアルミ製の鍋は不可)
・ミキサー

コンニャクイモは、1kgほどある巨大なもの2つを石井さんにご用意いただきました。これくらいになるには4年ほどかかるそうですが、掘り起こした時に小芋を埋めておくと、4年後にはまた収穫できるようになるそうです。



まず、皮をむきます。



水洗いして、必要分を取り分けます(ここでは800g)。



大きめに切り分けます。



20分ほど蒸します。




蒸しあがったコンニャクイモと水3.6Lを数回に分けてミキサーで攪拌し、鍋に移します(コンニャクイモ1kgに水4.5Lの割合)。



ここでは、500mlの水で4回に分けて攪拌し、残りの分量の水1.6Lを追加しました。



鍋を強火にかけて、玉ができないようかなり早いペースで攪拌します。かなり力が要るので、疲れてきたら交代します。共同作業はつらさ半分、楽しさ数倍ですね。



透明になるまでひたすらかき混ぜますが、固くなりすぎないよう途中何度か水を投入します。収穫してからの期間によってコンニャクイモの水分量も違ったりするので、経験を積んで適量を見極めます。(^^;




凝固剤として炭酸ナトリウム24gを水に溶き(コンニャクイモ1kgに30gの割合)鍋に投入します。





すぐに固まってくるので、固まったら水を加えながら、コンニャクを鍋の縁から離していきます(熱いので注意!)。



火が通りやすいよう、包丁で4つに分けます。



この状態で約1時間強火にかけます。



終盤、更に火が通りやすいようそれぞれを包丁で2つ(計8つ)に分けます。



できたコンニャクを水にさらします。1日置くと灰汁も抜けて美味しく食べられるそうです。冷蔵庫で一週間ほど保存できます。コンニャクは冷凍できないので、蒸かした状態のコンニャクイモで冷凍保存すると良いそうです。




今回は特別に(?)できたてをいただくために、コンニャクを細切れにして、少し強火にかけてあく抜きしました。
ぷるぷるとして弾力があり、なめらかで味わい深いコンニャクを鈴木さんのご用意いただいた味噌マヨ、酢味噌をつけて美味しくいただきました。



コンニャクを火にかけている間、みんなでいろんな話をしたのですが、これからの石油が手に入りづらくなる時代に先人の知恵が求められていて、こうして若い人たち(それほど若くないのですが...汗)が学びに来てくれることを喜んでくれていること、石井さんが「昔やっていたことをもう一度見直してみたい」とおっしゃられていたことを、とても嬉しく思いました。

(なかもり)