3月10日(日)・3月11日(月)「モンサントの不思議な食べもの」上映会&講演会
強風が吹き荒れ、花粉が舞い散るなか、2日間で計73名もの方々にお集まり頂きました。
藤野電力によるソーラー発電により、お日様の光で映像をながすことができました!
「種=食料を牛耳れば、軍隊や爆弾よりも強力に世界を支配することができる。」とインド人環境活動家の女性の言葉。
南米の農家の男性は「過去にスペインの侵略があり、今は企業に侵略されている」と語っていました。
私達の多くは気づいていませんが、今、既に過去とは違う形での戦争が世界各地で始まっている、ともいえるでしょう。
上映会に続き、プロジェクト99%代表安部芳裕さんの講演です。
日本においても、私達99%の国民は1%の人達に支配されつつあり、TPP参加によりその動きが急激に加速されてしまうのではないでしょうか・・・。
遺伝子組み換えとうもろこしは、子供達が食べているお菓子の主原料になっており、またコーンシロップというかたちで甘味飲料にも大量に添加されています。
遺伝子組み換え原料を使った製品が多い会社ベスト10。
そのほとんどが製菓会社や飲料会社であるという事実は衝撃的です。
私はペットボトル飲料やスナック菓子は子供に買い与えませんが、多くの子供達は遺伝子組み換え食品を、何も知らず毎日のように食べたり飲んだりしているのです・・・。
マスコミは真実を伝える状況にはありません。
こうしたタウンミーティングや口コミで真の情報を伝えていく必要があるのです。
夜は近くの食堂2階で「藤野地域通貨《萬》」メンバーと安部さんとの懇親会をしました。
・地盤固めに忙しく勉強する暇もない国会議員に我々が真の情報を伝えれば国会議員の意識も変わる、
・有権者の多くが反対すれば国会議員も動かざるを得ない、
・国民が反対運動を起こせば米国も決して無理強いばかりする国ではない、
というお話に、少し活路が見えたような気がしました。
翌日は、上映会の後、ランチタイム。
ゴエモンメンバーの手料理が並びました。
雑穀つぶつぶメニューが盛りだくさんです〜! デザートも最高!!
ご飯はちーむゴエモン田んぼのお米&古代米の玄米です。
実は私達は既に知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を口にしています。
遺伝子組み換え作物の用途ナンバーワンが家畜飼料、そして油。これらには「遺伝子組み換え」の表示義務がありません。お醤油もそうです。
マヨネーズ、マーガリン、ショートニング、植物性ホイップクリームなどは、ほとんどが遺伝子組み換え原料で作られています。清涼飲料水、スポーツドリンク、ジャム、様々に添加されている「ぶどう糖果糖液糖」も原料は遺伝子組み換えとうもろこしです。
納豆やとうふ、ポテトチップスには表示義務があります。そのため、これら食品にはまだ遺伝子組み換え原料が余り使われていません。
しかしTPPに入れば表示が非関税障壁とされてしまうでしょう。
実際、米国には既に表示義務がなく、消費者は遺伝子組み換えでない食品を選ぶことができません。、
TPPに参加すれば食の安全が一気に崩れてしまいます。のみならず、日本という国が多国籍企業の支配下におかれてしまう恐れも大きいのです。
楽しい里山生活もできなくなってしまいます。
あ〜。子供達の将来は・・・
肉食を減らし、農薬や化学肥料を使わない野菜類を購入する(栽培する!)という努力だけでも、モンサント社の収入源を断つ有効な手段というお話には、説得力がありました。
国産大豆の生産が増えるよう、我々が買い支える必要があります。
ちーむゴエモンも、津久井大豆栽培の普及にこれからも精一杯努力します!!
14時46分には参加者全員で黙祷をしました。
その後、裏磐梯在住のちーむゴエモン名誉会員の方と、飯舘で対話の会を主宰されている方に福島での現状を語っていただきました。
被災された方々が本当に必要としているものを、支援する側がもっと知る努力をする必要があるようです。
「ぜひ現地を見に来て欲しい」と強く訴えておられました。
こちらで被災地の方々を支える活動をされている参加者にもお話をしていただきました。
一昨年の3月11日を振り返り、これからを考えるよい機会を頂くことができました。
学ぶことの多い2日間でした。
今後もまた、このような企画に取りくみたいと思いますので、よろしくお願いいたします!