12月11日(土) 醤油搾り

今年3月に仕込み、我が家の庭で約9ヶ月寝かせておいたもろみで、醤油を絞りました。


NPOめだかの学校主催で、山梨の五風十雨農場にておこなわれました。


まず、もろみの樽に醤油造りの先生が適量の湯(70度)にを入れのばします。


搾り袋に入れ


醤油搾りのフネに入れ、並べます


もう、醤油が出始めています


ふたをして


ジャッキをのせます


圧を加えます


醤油がどんどん出てきます


最後に出てきた醤油は不純物が少なく濃厚な質の良い醤油なので、「生醤油」としてそのままビンに入れます。熱を入れないので香りの良い貴重な醤油です。


搾り終わったら、釜に入れ火入れをします。


表面の泡は取り除きます。
子供の頃千木良でも醤油造りをしていたそうで、昔はこの泡で聖護院大根の「泡漬け」を作ったと高橋さんがおしえてくれました。
(家に帰って実際作ってみたら、とても美味しかったです)


良くかき混ぜながら、温度を88度に保つように薪の加減を調整します。
(60度まではゆっくりと温度をあげていきます)



搾り終わった袋から、もろみのかすを取り出します


袋は洗って干します。




火入れが終わった醤油は、棒目測りで濃度17BEに調整
(濃ければ湯で薄め、薄ければ塩で足します)



できあがった醤油を冷まし、家まで持って帰るために、ビニール袋に入れます。


私達のグループはお昼過ぎから搾り始めましたが、終わった頃にはもう日がどっぷりと暮れていました。


3月に、無農薬・無化学肥料の丸大豆15キロ、小麦15キロ、塩(大島の手作り塩)12キロに、水を約32キロ入れてもろみをつくりました。
一升瓶で約30本の醤油が絞れるとのことでした。


実際は、48リットル位の醤油と5リットル程の生醤油、計53リットル位がとれました。(一升瓶29本位)


材料費が58,300円(そのうち塩代が24000円だったと思う)なので、一リットルあたり1100円位の計算になります。

山梨で仕込み、搾りを行ったので交通費を含めると、1500円位。

甕が2万円位だったので、それを入れると1850円位です。

市販のものに比べると値段的にはかなり割高です。(塩を安くすれば
1リットルあたり750円位で可能ですが)

でも、お味は最高。
香りと旨味が濃くて、煮物を作ってもダシが不要な位です。


いつの日か、津久井大豆と地元産の小麦でもろみをつくり、ちーむゴエモンで醤油搾りをやってみたいものです。