6月19日(日)長竹の自然力発電所見学

TT藤野『藤野電力』の方々と一緒に、長竹の「串川発電倶楽部」の見学に行って来ました。


農機具収納用の小屋を改造して作られた発電所です。


小屋の屋根にはソーラーパネルが三枚設置されています。
この三枚で約350Wの発電が可能とのことです。
(お値段は一枚約10万円とか)


小屋の外には風力発電もありますが、ここは風が余り吹かないため、実際はほとんど発電はできていないとのこと。
頭の部分だけ購入し(これも約10万円位らしい)、鉄柱の部分などはメンバーが手作りしたそうです。



小屋の中には、自転車による人力発電の装置があります。
60〜80W、頑張れば100Wの発電ができるそうです。


この3種のシステムからの発電量がこのパネルのメーターに表示されます。
自転車を漕ぐとメーターが上がるのが楽しいです。
一番右の空白部分に、これから設置する予定の水力発電のメーターが入ることになっています。


発電した電気はこのバッテリーに蓄えられます。
最大1.3KWを蓄えることが出来るそうです。
(このバッテリーも約10万円とか?)


これから取り組むという水力発電は、この農業用の用水路を利用する予定です。
すぐ近くを流れる川は一級河川で、水利権などの問題で使うことができないが、用水路なら今のところは自由に使えるとのことです。


水力発電用のタービンの試作品です。


市からの補助金を利用したりしながら購入した器材もありますが、多くの部分を地元のメンバーが自らの手で作って、このようなシステムを完成させたところが、スゴイですね!

鉄工所勤めの方、大工さんなど、各々の特技をいかして作った、手作りの発電所です。

ここで得た電力は、地域の防犯灯や、茶畑に使う農機具の電源として活用するとのこと。


「ここは自然力の実験ハウスです。自家発電を地域の人々に広め、この電力を地域の人々のためにいかしたい。」と熱い思いを語っておられました。



ちーむゴエモンにも、様々な特技を持った方々がいるので、このような技術をいかして、『藤野電力』のメンバーとも協力しながら、自然力発電に取り組んでいきたいですね!