11月7日(土) 千木良小イベント


千木良小学校で行われた『ハッピーハッピーフェスティバル』に参加しました。


このイベントは毎年この時期に小学校の子供達が中心となって行っていますが、
今年から“地域の人達も参加出来る場に”ということになり、ちーむゴエモン
紹介チラシを目にした担当の先生から、依頼を受けることになりました。

せっかくなので、今年初めてTさんの収穫された津久井大豆を皆に紹介してはど
うか、ともちかけたところ、Tさんが「津久井大豆を知ってもらう良い機会ですね」と
快く協力を申し出てくださり、参加のはこびとなりました。


近頃、新聞などで目にする神奈川の地元ブランド『津久井大豆』、
なんと我が町、千木良が原産だったのです!
(私も知りませんでした!!)


大豆のことを紹介しながら子供達や、地域の人たちに、食料自給率のこと、遺伝
子組み換えのこと、地産地消身土不二、在来種、伝統食、子供のおやつのこと
などを知ってもらう機会にしたい、と思い、当日配布する簡単なチラシを作成しました。

また、Tさんが、県の担当者から、わかりやすい資料を手に入れてくださいました。


前日は、炭火で大豆を炒り、Sさん特製電動の石臼できなこを製造。
うす暗い玄関で夜遅くまで、子供と家内工業です。
炒り大豆は石臼で6回ほど繰り返しひくとかなり細かいきな粉になります。


おそるおそる試食したところ、驚くほどの甘さ! 感激〜〜!!


当日は8時過ぎに、機材や材料を学校に搬入。

場所が目立たないところなので、案内板を作成。

イベントは9時半開始です。

開始直後は余り人が来ませんでしたが、ぼちぼち集まり始めました。

クルリ棒という昔ながらの道具で脱穀
本当はムシロを上にかけるそうで、そうすれば豆が飛び散らないとのこと。
今は、ムシロを手に入れるのも大変です。


昔は、歌をうたいながらこの作業をしたそうです。
長閑な田舎の風景が目に浮かびます。


脱穀した豆はふるいにかけ、唐箕に。


きれいになった大豆を配りました。
(本当は、豆を植えてもらいたいところですが、まあ、初めてなので味見も
大切ですね)


こちらでは、昨日炒った大豆を電動の石臼できな粉にします。
興味深々で覗きにくる子供たち。

もち米を蒸して団子に。
ひきたてのきな粉にまぶします。
きな粉団子にお客さんが殺到(!?)
皆、「おいしい〜〜!!! 」と幸せそうな笑顔です。

「きな粉を買いたい」という人が多かったのですが、皆に配れるほど製造でき
ず、脱穀の体験をした人だけに配ることにしました。


津久井大豆は知っている人も、それがこの町、千木良の原産だということは知ら
なかったようです。
津久井大豆をアピールするよい機会になったと思います。

味噌作りにぜひ参加したい、という方もおられました。
「ブログ見てるよ〜」というお母さんもいて、嬉しかったです!


午後は藤野町、篠原の『しのばらの里』で行われた里の市できな粉と大豆を販売。

とても評判が好く、よく売れました。
なんといっても、在来種、無農薬栽培、炭火入り、石臼びきの貴重なきな粉です。

あまりに甘いので「砂糖が入ってるんじゃないの?!」という声も。。。

藤野では、津久井大豆を是非栽培したいという方もいました。

津久井大豆を作りたいけど、どこで豆を購入したらよいかわからない、という人も
多いので、豆の蒔く時期のちょっと前に、何かイベントをやって、豆を配ったら
よいと思います。


津久井大豆を利用した味噌作りは2月3日(水)の予定です。
是非参加してくださいね。