5月4日(土)地域の歴史ウォーク
毎月一回やっている『地域の古文書を読む会』のスペシャル版です。
江戸時代の古地図を見ながら、地域を散歩しました。
この村で誕生した江戸〜明治期の漢学者溝口桂巌の屋敷跡。石垣が見事です。
道祖神。
気持ちの良い山道。あらかじめ地元のおじ様達が下見をして下さっていたので、とてもいいコースを散歩できました!!
途中、藤の蔓でおじ様がすご技を披露してくれました!!
藤の蔓で鎌を竹にしばりつけ高い木の枝を切り落とします。昔の人の知恵はすごい!!
かつて相模川の渡しがあった場所まで山道を下りました。
ダムが無かった頃は、この川には鮎が山ほどいたそうです・・・
あれこれ学びながら、5時間ほど歩きました。
散歩の後は宴会!地元のおば様が郷土のおやつ、『おたらし』を作ってくれました。
ななな、なんと、地元のおじ様から巨大な天然の真鯛の差し入れ!
塩の中に埋めて大胆に釜で焼きました!!
生地をこねてピザもつくりました!おじ様手作りのピザ釜もすごい!!
古地図にある道を実際歩きながら、江戸時代のこの地域の風景や人々の暮らしがちょっとずつ想像できました。
戦争や高度経済成長によって、ほとんど痕跡が残っていないのは残念です。
でも少しだけでも現在に残されたものは、大切にしていきたいですね・・・
4月25日(木)『へらすことはつくること』節電トークの会
節電名人のはらみずほさんと共に節電について考える会に参加しました。
TT多摩さん、TT藤野さんが、トランジションの横のつながりで開催した会です。
《第1部》は電気代月600円生活(5A・最低記録229円!!)を実践しているはらさんによる、電気代・生活費の大幅ダウンにつながる生活術と、その実践により予測される社会・世界への効果がわかる、モノと自分の可能性再発見講座。
なかなか手放せない冷蔵庫・・・使用目的は食品の保存。
ならば、食品保存のために冷蔵庫を使うのではなく‘天日干し’‘発酵’という術を使おう!
環境だけでなく健康にもよい! 美味しさも倍増〜!!
また、世界各国の旅話や数々の写真をもとに、「あるものを活かすくらし」のワザと意味を、楽しくリアルにお伝え頂きました。
まだまだ使えるものが捨てられ続ける現状・・・・。
私達の贅沢な日常を支えるために、住む場所を奪われ、家族を失う悲しみに耐えなければならない人々がいるのです。
《第2部》は節電について、自分は何からはじめればいいか?、節電や環境問題に興味のない旦那様にどうやって伝えていくか??等々についての参加者によるざっくばらんなトークの会でした。
我が家には、既に炊飯器、電子レンジ、電気ポット、エアコン、電気オーブン、ホットプレートなど多大な電力を要する家電製品はなく、冬は薪ストーブ調理もし、居間と子供机の照明は簡易ソーラー発電なので、既にかなりの節電はしているつもりでしたが、実際、参考になるお話ばかりでした!
「出来るよ!」
冷蔵庫もやめられるかも!!と勇気も出ました。
(う〜〜ん、でもやっぱり子供が成長してからかな・・・お弁当もあるし。)
我々の日々の使い捨ての贅沢な暮らしが、自然と共に暮らしている人達の生活の場である森林を破壊し、大地を砂漠化させ、果ては世界紛争、戦争にも繋がっているというお話は、昨日藤野でおこなわれたアンニャライトさんのライブ&トークでのお話とも繋がり、心に突き刺さりました。
今回は高尾にての開催でしたが、今秋にでも相模湖にて土鍋ワークショップや生活術実践講座などを開催したいと思っています。
お楽しみに〜
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◆話し手:「電6生活研究所・こきゅう」(from 札幌)
・はらみづほ…フリーライター&エコライフ研究家。
大手広告代理店のコピーライターを退職後、
雑誌連載・ラジオ番組・WEBなどでレポートしつつ、
6年間6大陸60カ国を単身踏破。帰国後は
「エコとコミュニケーション」をテーマに幅広く活動。
『できた!電気代600円生活(北海道新聞社刊)』著者。
◆全国ツアーのスケジュールなどの詳細情報は、
ブログ『日々旅日記』をご覧ください♪
http://blog.goo.ne.jp/tabisuruharappa
◆NHKニュースおはよう日本(2013年2月2日放送)
で、電6生活の様子が放映されました。
「節電を楽しむ“節子さん”」(動画・6分12秒)
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_ohayou_20130202_2339
◆朝日新聞「できた!電気代600円生活」書評
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20130201010860001.html
4月8日(月)醤油絞り
3月10日(日)・3月11日(月)「モンサントの不思議な食べもの」上映会&講演会
強風が吹き荒れ、花粉が舞い散るなか、2日間で計73名もの方々にお集まり頂きました。
藤野電力によるソーラー発電により、お日様の光で映像をながすことができました!
「種=食料を牛耳れば、軍隊や爆弾よりも強力に世界を支配することができる。」とインド人環境活動家の女性の言葉。
南米の農家の男性は「過去にスペインの侵略があり、今は企業に侵略されている」と語っていました。
私達の多くは気づいていませんが、今、既に過去とは違う形での戦争が世界各地で始まっている、ともいえるでしょう。
上映会に続き、プロジェクト99%代表安部芳裕さんの講演です。
日本においても、私達99%の国民は1%の人達に支配されつつあり、TPP参加によりその動きが急激に加速されてしまうのではないでしょうか・・・。
遺伝子組み換えとうもろこしは、子供達が食べているお菓子の主原料になっており、またコーンシロップというかたちで甘味飲料にも大量に添加されています。
遺伝子組み換え原料を使った製品が多い会社ベスト10。
そのほとんどが製菓会社や飲料会社であるという事実は衝撃的です。
私はペットボトル飲料やスナック菓子は子供に買い与えませんが、多くの子供達は遺伝子組み換え食品を、何も知らず毎日のように食べたり飲んだりしているのです・・・。
マスコミは真実を伝える状況にはありません。
こうしたタウンミーティングや口コミで真の情報を伝えていく必要があるのです。
夜は近くの食堂2階で「藤野地域通貨《萬》」メンバーと安部さんとの懇親会をしました。
・地盤固めに忙しく勉強する暇もない国会議員に我々が真の情報を伝えれば国会議員の意識も変わる、
・有権者の多くが反対すれば国会議員も動かざるを得ない、
・国民が反対運動を起こせば米国も決して無理強いばかりする国ではない、
というお話に、少し活路が見えたような気がしました。
翌日は、上映会の後、ランチタイム。
ゴエモンメンバーの手料理が並びました。
雑穀つぶつぶメニューが盛りだくさんです〜! デザートも最高!!
ご飯はちーむゴエモン田んぼのお米&古代米の玄米です。
実は私達は既に知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を口にしています。
遺伝子組み換え作物の用途ナンバーワンが家畜飼料、そして油。これらには「遺伝子組み換え」の表示義務がありません。お醤油もそうです。
マヨネーズ、マーガリン、ショートニング、植物性ホイップクリームなどは、ほとんどが遺伝子組み換え原料で作られています。清涼飲料水、スポーツドリンク、ジャム、様々に添加されている「ぶどう糖果糖液糖」も原料は遺伝子組み換えとうもろこしです。
納豆やとうふ、ポテトチップスには表示義務があります。そのため、これら食品にはまだ遺伝子組み換え原料が余り使われていません。
しかしTPPに入れば表示が非関税障壁とされてしまうでしょう。
実際、米国には既に表示義務がなく、消費者は遺伝子組み換えでない食品を選ぶことができません。、
TPPに参加すれば食の安全が一気に崩れてしまいます。のみならず、日本という国が多国籍企業の支配下におかれてしまう恐れも大きいのです。
楽しい里山生活もできなくなってしまいます。
あ〜。子供達の将来は・・・
肉食を減らし、農薬や化学肥料を使わない野菜類を購入する(栽培する!)という努力だけでも、モンサント社の収入源を断つ有効な手段というお話には、説得力がありました。
国産大豆の生産が増えるよう、我々が買い支える必要があります。
ちーむゴエモンも、津久井大豆栽培の普及にこれからも精一杯努力します!!
14時46分には参加者全員で黙祷をしました。
その後、裏磐梯在住のちーむゴエモン名誉会員の方と、飯舘で対話の会を主宰されている方に福島での現状を語っていただきました。
被災された方々が本当に必要としているものを、支援する側がもっと知る努力をする必要があるようです。
「ぜひ現地を見に来て欲しい」と強く訴えておられました。
こちらで被災地の方々を支える活動をされている参加者にもお話をしていただきました。
一昨年の3月11日を振り返り、これからを考えるよい機会を頂くことができました。
学ぶことの多い2日間でした。
今後もまた、このような企画に取りくみたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
3月10日(日)11日(月)モンサントの不思議な食べもの 上映会&講演会お知らせ
会場:桂北公民館 体育館(JR相模湖駅徒歩30秒)
参加費:1500円 (幼児無料・小中学生500円)
日程:3月10日(日)13:15開場
13:45〜15:30 上映
15:45〜17:30 安部芳裕氏講演
3月11日(月)10:00開場
10:30〜12:15 上映(別室にて託児あり)
12:30〜14:00 安田美絵さんとお話会(軽食付き)
アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み
換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏
の姿・・・。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモ
ン、そして生物の根幹である『タネ』。1世紀にわたるモンサント社のヴェール
に包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証する。
作中に登場する各国の深刻な状況は、経済のグローバル化が進んだ、明日の日本
の姿かもしれません。
「食」ひいては「いのち」めぐる世界の構造を暴く、まさに今見るべきドキュメ
ンタリーです。
〜安部芳裕プロフィール〜
作家。ソーシャルアクティビスト。サスティナブル経済研究所所長。持続可能な
自立型経済の構築をテーマに情報を発信している。著書「だれでもわかる地域通
貨入門」「ボクらの街のボクらのお金」「金融のしくみは全部ロスチャイルドが
作った」「原発震災後の日本の行方〜知られざるTPPの真実」など。
〜安田美絵プロフィール〜
料理家・市民活動家。ルナ・オーガニック・インスティテュート(マクロビオ
ティック料理教室&持続可能な食の学校)主宰。食の選択によって健康が実現で
きるだけでなく、環境問題、南北問題、悪い意味でのグローバリゼーションの問
題など、さまざまな問題を解決できることを、料理教室や講演によって訴えてい
る。著書『サルでもわかるTPP』。
申込先: sagamiko2009@gmail.com 藤井まで
参加日、人数、交通手段、託児希望有無をお知らせ下さい。
2月14日(木)味噌づくり会
ゴエモンの味噌づくり会も、今年で第五回目になります。
例年前日に茹でていた大豆を今年は当日朝から茹でることにしました。
朝、6時過ぎにヤギ苑に行ってみると、地元のおじ様達が既に準備を始めて下さっていました!!
今年は20キロの大豆を茹でました。
参加者は9時半に公民館に集合し、まず麹と塩を混ぜる作業をしました。
これは、先週、千木良産うるち米で作った自家製麹です。これでゴエモン味噌を仕込みます。
今年は、ミンチマシーン&臼のダブル使用で超なめらかなつぶし大豆が出来ました!
ゴエモン指導で大豆を栽培している地元小学校の3年生が見学に来ました。
またまた恒例一品持ち寄りランチ。
昨年仕込んだゴエモン味噌(千木良産米使用自家製麹&津久井大豆)の味噌汁も!
千木良産古代米ご飯に、雑穀つぶつぶ料理や野菜たっぷりのおかずで、豪華ランチになりました!
マクロビバレンタインスイーツは日頃お世話になっている地元のおじ様達にもプレゼントしました!!
おじ様達のご協力のお陰で今年も味噌の仕込みが出来ました。
本当にありがとうございました!